2014年06月09日
2014年6月09日
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先日ある新聞に川崎賢子さん(日本映画大学教授)の「童と翁と媼」という記事が載った。その末尾に、「少子高齢化といわれて久しいが、少子化と高齢化を因果関係で結ぶのはおかしい。老いにやさしくない社会が、新しく生み出される小さな命をいつくしむ余力をもちえるだろうか。」とあった。なるほどその通りで、「老人が長生きになった」ということと「子供を産まなくなった」ことのあいだに、関連があるとは思えない。「童と翁と媼は、いずれも旺盛な生産活動を行う成人の社会の周辺にいて」その生産活動に参加しない存在と思われ、やがて成人(生産活動に参加)する「童」は良しとしても、最早、旺盛な生産活動が期待されない「翁と媼」は、役立たずの邪魔者でしかないという社会で「育時」が可能だろうか?先日(6月7日)観たNHKの番組で、なだいなださんは「余生」という言葉があるのは日本だけで、老人が「余生おくる」生き方を否定してみえたのを思い出した。
先日ある新聞に川崎賢子さん(日本映画大学教授)の「童と翁と媼」という記事が載った。その末尾に、「少子高齢化といわれて久しいが、少子化と高齢化を因果関係で結ぶのはおかしい。老いにやさしくない社会が、新しく生み出される小さな命をいつくしむ余力をもちえるだろうか。」とあった。なるほどその通りで、「老人が長生きになった」ということと「子供を産まなくなった」ことのあいだに、関連があるとは思えない。「童と翁と媼は、いずれも旺盛な生産活動を行う成人の社会の周辺にいて」その生産活動に参加しない存在と思われ、やがて成人(生産活動に参加)する「童」は良しとしても、最早、旺盛な生産活動が期待されない「翁と媼」は、役立たずの邪魔者でしかないという社会で「育時」が可能だろうか?先日(6月7日)観たNHKの番組で、なだいなださんは「余生」という言葉があるのは日本だけで、老人が「余生おくる」生き方を否定してみえたのを思い出した。
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ここ終わり
Posted by 60papa80 at 2014年06月10日 20:22
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