2014年10月07日

2014年10月7日(火)

おはようございます。気温は16.8℃で寒く感じます、すでに短パン生活は終わりましたが。最低気温が15.9℃で最高気温が25.3℃だと、少し寒く感じる一日だった、シャツは半袖だが上着は着てゆく。帰りに「月」が大きく(月齢12.9)綺麗だったので、なぜか得した気になった。衛星(宇宙にある天体、岩石)なんだけど、理解はしているのだが、実感?体感?感覚的に?どうしても、私には汚れて「電球」にしか感じられない、頭が変な(可笑しい)のだろうか。
 日曜日に観たNHK短歌(小島さん、ピーターさん)がよかった。一席:ぶつかる出会い、二席:おこげのように、三席:僕を着ながら、笹川さん:本降りならば傘が要ります、永澤さん:鍵穴よりも多からむ鍵などである。

うた人のことば自作朗読は「馬場あきこさん」だ、歌を始めたころ(長塚節の歌かららしいが)、「牡丹九花咲きて 花虻あらわれぬ 空中に静止せる その力はも」で、「ボタンの花が九輪も咲くと、さわやかな匂いが庭中にひろがる。アブが静止するときの羽音、ブーンという、略。大地から吸い上げて咲いている花の力と、これも大地から生まれたアブの生きようとする力と、両方ともの命が惹きあっている、向かい合っている、そういう力がとてもすばらしい」という解説が、失礼ながら相当強そうな女性だが、聴いていてうっとりする。角川短歌に、穂村さんとの対談(全自伝?)が連載中だが、もう一首「生れてすぐ働く蟻の一匹が 恍惚とゐる 百合に上(のぼ)りて」だ。歌集「九花」(砂子屋書房)から、さらに興味がある方は、こちらのブログ(9★Collection)を。
 ゲストのピーター・マクミラン(Peter McMillan、詩人、版画作家、杏林大学客員教授)さんは、アイルランド生まれで、冒険心で来日したらしいが、「短歌は日本のこころ」と考えているらしい。そして百人一首を英訳されたことで(知らなかった)有名らしい。「One Hundred Poets, One Poem Each: A Translation of the Ogura Hyakunin Isshu」(コロンビア大学出版、前書きはドナルド・キーンさんらしいが、もちろんアマゾンからも買えます)で、若い日本人はこの「英訳」で読んだ方が分かり易いらしい(小島&Peterさんの意見)。来年には、伊勢物語の英訳も出されるそうだ、尚、集英社新書から"佐々田雅子さん訳の「英詩訳・百人一首香り立つやまとごころ」も出ているので、読んでみようかな。ニュ−ヨークに2年間住んでいた時の歌、「ニュ−ヨーク 道ばたに咲く ライラック ほのかに薫る 幼子の春」は花の香りで自分の少年時代を思い出して読んだらしい。そうそう、英訳の例が紹介されていた、「Sone no Yoshiktada, Crosiing the Straits of Yura the boatman lost the rudder. The boat's adrift not knowing where it goes. Is the course of love like this?」で、「由良の門(と)を 渡る舟人 梶を絶え ゆくへも知らぬ 恋の道かな 曽禰好忠」だそうだ。
 小島さんのは、「紅葉の香 まゆげに沁みて 晩秋は さびしいばかり でもなし 人よ」で、詠み人知らずのような歌をつくりたかったらしい。


この記事へのトラックバックURL

http://goodisgood.mediacat-blog.jp/t103553
この記事へのコメント
ここ終わり
Posted by 60papa8060papa80 at 2014年10月08日 05:09
※このエントリーではブログ管理者の設定により、ブログ管理者に承認されるまでコメントは反映されません
上の画像に書かれている文字を入力して下さい