2015年01月05日
2015年01月05日(月)
おはようございます。
昨日、NHK短歌の12月21日(「肌」永田和宏さん、後藤正治さん)と1月4日(「形」小島ゆかりさん、武田双雲さん)放送分を観た。先月分では入選作中で3首「いいなぁ!」と思うものがあった。それは一席に選ばれた「やや暗い 肌色と普通の 肌色を混ぜて 私の今朝の肌色」(講評の通り、その感性に驚く)、そして三席の「肌色と呼ばなくなりし クレヨンの「薄だいだい」を 夕空に塗る」(知りませんでした)と、「人肌の 酒にほろほろ 酔うてゐる それでいいのか それでいいのだ」(普段は飲まないが、暮れからこの状態、慢性膵炎は禁酒だろう?たまにはいいのだ!)だった。
尾崎佐永子さん(星座-歌とことば)の「花の雨 花の闇 はた花明かり 心つくづくと いま生きている」、この中で、兵隊や陸軍と結びつく「さくら」の歌が50年間詠めなかったが、「さくら」だけで歌集(角川短歌叢書のこれか?)を出そうと思ったと語った。また山本友一(ともいち)さん(古武士の風格をもった情の人 樋口美世さん)の「九十に なりて生けり 過ぎゆきの 三年に足らぬ 兵の重みはや」で、昭和16年から豆満江・チチハル?に工兵としていた3年間(3%)が重いのだ、時間は均質でないと(永田さん)の解説。今日の分では、岡野弘彦さんは「すさまじく ひと木の桜 ふぶくゆゑ 身はひびえと なりて立ちおり」と詠み、茨城県だったかの中学校?にあった大隊本部に行った時に、満開で散っている桜の木のそばに立ったら、人の油の匂い、死臭がした。私は、直感的に一生、桜を美しいとは思うまいと思ったと語った。私も桜は好きではない、理由はないが直感的に(菊も)。
昨日、NHK短歌の12月21日(「肌」永田和宏さん、後藤正治さん)と1月4日(「形」小島ゆかりさん、武田双雲さん)放送分を観た。先月分では入選作中で3首「いいなぁ!」と思うものがあった。それは一席に選ばれた「やや暗い 肌色と普通の 肌色を混ぜて 私の今朝の肌色」(講評の通り、その感性に驚く)、そして三席の「肌色と呼ばなくなりし クレヨンの「薄だいだい」を 夕空に塗る」(知りませんでした)と、「人肌の 酒にほろほろ 酔うてゐる それでいいのか それでいいのだ」(普段は飲まないが、暮れからこの状態、慢性膵炎は禁酒だろう?たまにはいいのだ!)だった。
尾崎佐永子さん(星座-歌とことば)の「花の雨 花の闇 はた花明かり 心つくづくと いま生きている」、この中で、兵隊や陸軍と結びつく「さくら」の歌が50年間詠めなかったが、「さくら」だけで歌集(角川短歌叢書のこれか?)を出そうと思ったと語った。また山本友一(ともいち)さん(古武士の風格をもった情の人 樋口美世さん)の「九十に なりて生けり 過ぎゆきの 三年に足らぬ 兵の重みはや」で、昭和16年から豆満江・チチハル?に工兵としていた3年間(3%)が重いのだ、時間は均質でないと(永田さん)の解説。今日の分では、岡野弘彦さんは「すさまじく ひと木の桜 ふぶくゆゑ 身はひびえと なりて立ちおり」と詠み、茨城県だったかの中学校?にあった大隊本部に行った時に、満開で散っている桜の木のそばに立ったら、人の油の匂い、死臭がした。私は、直感的に一生、桜を美しいとは思うまいと思ったと語った。私も桜は好きではない、理由はないが直感的に(菊も)。
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ここ終わり
Posted by 60papa80 at 2015年01月06日 20:33
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