人と花、海と星 -記録だけになった昨今-

こんばんは。今朝は24.1℃（6時）、和室：28.3℃（＋4.2℃）、居間：28.6℃（＋4.5℃）58.0％、食堂：29.1℃（＋5.0℃）60.0％。
　胃がんは『ピロリ感染胃炎』の除菌治療で撲滅できる。浅香正博（潮：6月号）
　胃がん撲滅プロジェクトを二本柱で進める。１）若年者対策は、中学卒業時にピロリ菌検査を受けて陽性（約５％）ならば、内視鏡検査抜きで除菌療法を実施する（健康保険が適用されないので公費で）。
２）50歳以上であれば、ピロリ感染胃炎の疑いで受診し、ピロリ菌検査が陽性ならば内視鏡検査（健康保険が適用）へと進む。
　今回の保険適用は、画期的で欧米各国も追随するだろうと世界の医学界から賞賛されている。しかし、ピロリ感染胃炎の診断のために先づ内視鏡検査を実施することが、受診を尻込みさせる要因となる可能性がある。これに対しては、ピロリ菌検査のための無料クーポン券の発行が有効かもしれない。そして本年十月より全国の自治体に先駆けて、町田市でピロリ菌の無料検査が始まる。
　この様に、胃がんは日本からばかりか、地球上から撲滅されるかもしれない。そして、この医学上の大きな貢献は、「がん対策推進基本計画」の改訂時に、某党参議院議員たちの尽力により、ピロリ菌と胃がんの一項が盛り込まれたという小さな一歩から始まったのである（同誌p108）。こういう仕事をしたいものである。6月30日（日曜日）の記事を参照。